housefrigger.blog43.fc2.com  


スポンサーサイト [スポンサー広告]

--.--.-- -- --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 ▲ Pagetop

The Wow-Choten Hotel [レビュー]

2006.08.29 Tue 21:23

いやー本体の動画更新がなけりゃ書くことがありませんな。
ということで、映画のレビューでもやりましょうか。最近DVDで観た、三谷幸喜の『THE 有頂天ホテル』の。

ところで私、三谷ドラマ・舞台とも一切観たことがありません。劇作家である彼の真骨頂の舞台を全く知らずして、批評してしまおうという間抜けさ。それってどうなんでしょうか。
しかし、三谷幸喜が監督、もしくは脚本を書いた映画は一応ほとんど観ています。ただ、そのどれもが彼自身の体験談を元にしたものだったり、舞台版のリメイクだったりするため、つまりは今作が映画監督・三谷幸喜にとって初めての「映画創り」だったとも言えるわけです。
なので、ズレることなく紛うことなく、本作は「映画」として捉えなければなりません。

まず、素直に言いますと、とっても面白く観賞することができました。が、これは「舞台」だと思いました。非常に良質なシチュエーション・コメディではありますし、何度もげらげら笑いましたが、映画としての輝きが全く感じられません。

とにかく、ホテルをフルセットにしたのが謎です。豪華絢爛なホテルセット!!などという触れ込みが公開前から散々に喧伝されていましたが、『ターミナル』の空港ロビーセットなんかの威容に比べりゃ屁のつっぱりにもならんでしょう。
まあ邦画にしては随分とお金もかけたんでしょうし、確かに良くはできていましたが、これは言わば舞台上の豪華セットです。高さも奥ゆきもなく、映画として見せるには貧相過ぎるのです。実際のホテルでロケを行った方がずっと良かったであろうことは間違いのないところで。

また、舞台的な長台詞にも違和感を感じました。まあそれが三谷作品の味でもあるわけですが。しかし、全てのキャストの立ち振る舞いは皆演劇的であり、役を演じている感が強過ぎて、実力ある役者達の魅力を100%引き出せたとは到底思えません。(その中で、西田敏行と角野卓造の開放された存在感だけは異彩を放っておりました)
それと、頻繁に使われていた長回しもよくわかりませんでした。それが効果的でない場合、この監督はカット割りができないだけなんじゃないかと邪知すらしてしまいます。そう、例えば相米慎二のごとく。

思うに、映画の見せ場は台詞回しやカメラの長回しではなく、瞬間のカットであり、瞬間のシーンなのではないでしょうか。この映画には、そういったものが決定的に欠けていると思いました。なんて、所詮のDVD観賞でエラそうに。

THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション THE 有頂天ホテル スタンダード・エディション
役所広司 (2006/08/11)
東宝
この商品の詳細を見る
スポンサーサイト

Trackback[0] Comment[0] ▲ Pagetop

COMMENT

COMMENT FORM

 

TRACKBACK

TRACKBACK URL

http://housefrigger.blog43.fc2.com/tb.php/46-d964a98f

Skin:Babyish
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。